名人から見た温泉道 No.055

meijin

第五十五回目のインタビューは、
竹内望 名人 にお願いします。

あなたが温泉道を始めたきっかけは何でしたか?
旅行好きで全国巡りと共に各地の温泉へ。九州巡りをするうち、九州温泉道を知る。既に対象施設50カ所以上には訪問済みだったが1から始め。そのうち、別府八湯温泉道を知る。こちらも既に30湯入ってたけど1から始め。最初は九州温泉道と別府八湯温泉道を並行しながら。別府八湯温泉道名人よりも、九州温泉道泉人の方が先でした。2巡目ぐらいまで同じぐらいのペースで。3巡目からは別府八湯の方が多くなりました。

あなたが好きな温泉名は?
1つだけには絞れません。

その温泉が好きな理由は何ですか?
あえて選ぶなら、八湯から各々1箇所ずつとして。鶴寿泉、渋の湯、亀川筋湯、駅前高等温泉、夢幻の里 春夏秋冬、茶房 たかさきの湯、いちのいで会館、柴石温泉。いずれも各地区では訪問回数が一番多いところ。好きな処には、自然と行く回数も多くなりますから。

温泉道、あるいは入浴方法に関して、あなたが特にこだわっている点は?
私は温泉ソムリエおよび温泉マイスターの認定資格保持者でもあります。だから、入湯数だけではなく、最低限お湯もきっちり見よう。というのが、私流のこだわりです。そのため、5年ほど前から湯巡りノートを持参しており、一湯一湯(同じところでも)記録を残しています。主にはその日の湯温・湯色・湯の香・浴感など。初訪問の施設では風情や浴槽のサイズとか、湯口からのお湯の投入状況などのチェックですね。

温泉道初心者の方にお勧めしたい温泉名は?
1つだけには絞れません。

その温泉をお勧めする理由は何ですか?
その中であえて選ぶとするなら、駅前高等温泉、竹瓦温泉、渋の湯、鶴寿泉、茶房 たかさきの湯。まず、別府初訪問なら、駅から近い駅前高等温泉でしょう。私が19年前に別府で初入湯したのもここです。その次に、観光名所にもなっている竹瓦ですかね。これが入門者には判り易い。そして鉄輪や明礬など、泉質の異なるところも知って欲しい。素朴な風情のある共同湯で渋の湯・鶴寿泉。入門を済ませて、更に温泉道を志そうと思うなら、指南役の高崎さんにもお会いするべきかと。

とっておきの温泉エピソードをご披露下さい(^^v
びっくり体験といえば、別府温泉保養ランドの露天鉱泥湯に初めて入った時のことかなあ。ここは、あまりに自然のままのものだから。一般施設での入浴概念とは異なりますね。泥湯の底に葉っぱや草?が沈んだままだし、その足裏の感触が何とも奇妙なもの。目には見えないし、何だこれは…と。初めて入った人なら、皆驚くかと思います。

別府八湯温泉道の宣伝をしてください。熱いメッセージをお願いします。
共同湯でのマナー。特に挨拶については別府が日本一だと思います。
地元の方との一期一会や、修行者同士の交流を通して、温泉に対する向き合い方も自ずと備わっていきますね。

その他、温泉道について、何でもご自由に、語ってください。
別府八湯温泉道や九州温泉道には修行者への戒めとして、各々10箇条・11箇条があります。残念ながら、この教えに背くものもいるとも聴きます。少なくとも、人様にご迷惑を掛けない様、温泉道の精神を学んで欲しいですね。

ありがとうございました。